はじめまして。「シズオカ配当ラボ」を運営するカイと申します。
静岡県在住、44歳、独身、ごく普通の会社員です。年収はおよそ691万円。特別に高給取りというわけではありません。手取りは月45万円ほど、家賃85,720円の賃貸に住んでいます。
このブログのテーマは2つあります。ひとつは「高配当株と高配当ファンドで、50〜53歳でのFIRE(経済的自立と早期リタイア)を目指す」こと。もうひとつは、その意思決定を「複数のAIに壁打ちしながら進める」ことです。
なぜAIと一緒にやるのか
投資の情報はネットに溢れています。YouTubeを開けば「新NISAはこう使え」という動画が無限に出てきますし、書店に行けばFIRE本が平積みされています。
でも、そこに書かれているのは一般論です。「自分の資産構成、自分の年収、自分の家族構成、自分の目標年齢で、いったい何が最適なのか」に答えてくれる情報は、どこにもありませんでした。
そこで私は、Claude・ChatGPT・Geminiという3つのAIに、同じ質問をぶつけるという方法を取ることにしました。3つとも同じ答えを返してきたら、それはかなり確度の高い結論です。逆に意見が割れたところは、自分で深掘りする価値のある論点だということになります。
AIは万能ではない、という前提
ただ、これだけは最初に書いておきたいのですが、AIは決して万能ではありません。
私はこれまで、AIの計算ミスを何度も指摘して修正させてきました。たとえば、こんな具合です。
投資信託の評価額を計算させたとき、口数を1万で割り忘れて、資産額を10倍に見積もったことがありました。「S&P500とオルカンで3917万円」という数字が出てきて、実際は約395万円。桁が丸ごと1つ違っていたわけです。
KDDIの配当利回りを計算させたときは、2025年4月に実施された1対2の株式分割を考慮せず、分割前の1株配当150円をそのまま使って「利回り6.62%」という数字を出してきました。正しくは分割後の84円で計算して3.71%です。私が保有していた銘柄の中でKDDIだけが突出して有利、という結論が丸ごと覆りました。
FIRE後の生活費を計算させたときには、国民年金保険料を二重に計上していたこともあります。すでに生活費の中に含めていた金額を、さらに上乗せして計算していたのです。
こうしたミスは、正直なところ日常茶飯事です。だからこそ「AIに丸投げしない、AIを使い倒す」という距離感が大事だと考えています。数字が出てきたら必ず自分で検算する。前提がおかしいと思ったら遠慮なく指摘する。この過程そのものを、このブログで包み隠さず記録していきます。
現在の資産状況
2026年7月26日時点の、全口座を合算した純資産の内訳です。
| 項目 | 金額 |
| 株式(現物) | 約1,716万円 |
| 投資信託 | 約682万円 |
| iDeCo | 約211万円 |
| 預金・現金 | 約156万円 |
| 暗号資産 | 約9.6万円 |
| ポイント | 約0.2万円 |
| 楽天カード負債 | -57万円 |
| 純資産 合計 | 約2,718万円 |
このうち楽天証券の口座が約2,390万円を占めています。評価損益は+368万円、年間の配当・分配金は504,242円(税引前)です。
年間配当は約50万円。目標は200万円ですから、今の4倍です。道のりは長いのですが、だからこそ記録する価値があると思っています。
ポートフォリオの構成
特定口座には日本の高配当個別株を27銘柄ほど保有しています。三菱商事400株、三井住友フィナンシャルグループ300株、東京海上ホールディングス200株、日本たばこ産業200株、三菱UFJフィナンシャル・グループ300株、KDDI300株、NTT4,500株といったあたりが主力です。
NISA口座では、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)とeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)という王道のインデックスに加えて、楽天SCHD、楽天・高配当株式・日本ファンド、Tracers日経平均高配当株50といった高配当ファンドを積み立てています。
iDeCoは月23,000円で、楽天プラス・オールカントリー1本に集約しました。以前は9つの商品に分散していたのですが、これをスイッチングでまとめた話も、後の回で書きます。
積立設定
毎月26万円を投資に回しています。
| 枠 | ファンド | 金額 |
| つみたて投資枠 | eMAXIS Slim全世界株式(オルカン) | 10万円 |
| 成長投資枠 | 楽天SCHD | 7万円 |
| 成長投資枠 | 楽天・高配当株式・日本ファンド | 4万円 |
| 成長投資枠 | 楽天・プラス・NASDAQ-100 | 2万円 |
| 成長投資枠 | Tracers日経平均高配当株50 | 1万円 |
| 成長投資枠 | iシェアーズ・コアJリート(1476) | 1万円 |
| 成長投資枠 | GXロボ&AI日株ETF(2638) | 1万円 |
これにiDeCoの23,000円が加わるので、合計で月283,000円。年間では約340万円になります。
正直に書くと、これはかなりギリギリのラインです。給与だけで見ると毎月2.5万円ほど赤字で、それを配当収入と確定申告の還付で埋めているという構造になっています。この家計の実態についても、後の回で詳しく書きます。
このブログで書いていくこと
これから書いていくのは、次のような話です。
高配当ファンドの中身は何がどう違うのか。楽天SCHDと楽天VYMは重複していないのか。NISAで高配当ファンドを積むなら、日本の個別株は本当に必要なのか。配当を再投資するなら、最初からインデックスの方が効率的ではないのか。
そして、FIREを目指す上で避けて通れない、地味だけれど極めて重要な話。ねんきん定期便の読み方、FIRE後の国民健康保険料、そして「会社員時代とFIRE後で、最適な確定申告の判断が真逆になる」という逆転現象について。
すべて実際の数字で書きます。誰かの一般論ではなく、私自身の資産と収支をそのまま公開しながら、AIと一緒に考えた過程を記録していきます。
次回は、年間配当50万円のリアルな内訳を全公開します。

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